「たまにはソロ・キャンプ」という雑誌のタイトルに踊らされ
オヤジ一人でやってきました 二川キャンプ場
広島県北部には無料の素晴らしいキャンプ場が幾つかあります。
聖湖キャンプ場・ 立野キャンプ場、そして、二川キャンプ場
この、二川キャンプ場は情報誌にも掲載されていない穴場です!
こんなに素晴らしいキャンプ場なのに私一人の貸切
もちろん施設の管理人もいません。
広葉樹に囲まれ小川の流れる広い草原を独り占めです。
私の行くキャンプ場に付き物の、この看板!
「クマに注意」 「マムシに注意」
看板の絵を見ると優しそうな顔をしているので一安心?
この顔のクマなら気立ても良さそうなので何とかなりそうです(笑)
早速テントの設営、約10年ぶりに引張り出した2人用テント
アメリカ製のヨーレイカ、よく一人でコイツを背負ってカヌーの川旅
ハードな山旅によく行ったもんです。
その頃、付き合っていた可愛い彼女 (現カミサン・今は見る影も無し!(笑)
も途中からコイツに潜り込むようになり、ま~想い出のテントです。
今回の目的の一つ、自分の為だけの燻製作り
焚き火をしながらバーボンを飲む為だけに・・・
食材は、カマンベールチーズ・ベーコン・タコ・アサリ・ソーセージ
保存は必要ないので燻煙をかけて後は風にさらすだけの
手抜き簡単燻製です。
オツマミになら、これだけあれば十分でしょう(笑)
焚き火の準備・一人酒盛りの準備が出来たら
あとは漆黒の闇が来るまで鳥の声を聞きながら
森の夕暮れ、一人時間を楽しみます。
長い1日、本もじっくり読めます。
レイモンド・チャンドラーの 「長いお別れ」
北方謙三の 「水滸伝」 曙光の章と 替天の章、
アウトドアにはおよそ似合わない本ですが・・・
そして、夜です。
満天の星の下で手作り燻製をかじりながら焚き火
火が大きくならないよう空気の通り道を考え薪いじり
愛飲のバーボン、カラスマークの オールドクロウ を煽ります。
誰もいない漆黒の闇に包まれた山の野営場
物の怪の気配も、ケダモノの声もほろ酔いの私に関係ありません。
至極の時間の中で酔い潰れました(笑)
二日酔いの朝、うるさい位の野鳥の声に起こされました。
朝食準備、バウルーを使ってホットサンド
酔い覚ましのエスプレッソ、苦いマンデリンが染みます。
草原の真ん中に椅子を置き、上半身裸で 抜け殻のような顔をして
昼過ぎまで本を読みながら マッタリと過ごしました。
最高の時間を過ごした、オヤジ一人 森への家出でした。
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